ウィンタースポーツのひとつ、スケート。
連想するものとして、フィギュアスケートとスピードスケートがありますよね。
どちらも同じ「氷の上を滑る」スポーツですが、具体的にどのように違うのでしょうか?
というわけで、スケートリンクに行ってインタビューしてきます!
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基本ルール、採点方法の違い
左:フィギュアスケート / 右:スピードスケート
さっそく、フィギュアスケートとスピードスケートの違いについて教えていただけますか?
フィギュアスケートは、技術力や表現力を競うスポーツよ。
基本ルールは以下にまとめてみたわ。
◆フィギュアスケート 基本ルール
技術点:ジャンプ、スピン、ステップの技
演技構成点:表現力
→2つの合計得点を競う
ショートプログラム:2分40秒〜2分50秒
フリースケーティング:4分〜4分30秒
→それぞれの合計得点を競う
ポイント:1つの試合で、ショートプログラムの技術点、演技構成点+フリースケーティングの技術点、演技構成点を競う
ショートで点数が低くてもフリーで巻き返せる可能性もありますね。
スピードスケートは、スピードとタイムを競うスポーツだよ。
基本ルールは以下を見てくれよな。
◆スピードスケートスケート 基本ルール
1周400メートルのリンクを走る
個人種目:2人同時に走ってタイムを競う
コースが内側と外側に分かれており、途中で交差して入れ替わる
チームパシュート:2チーム(各3選手)でタイムを競う
マススタート:多数の走者がゴールの着順を競う
スケート靴の違い
同じスケートでも、だいぶ違うんですね。
競技に使う靴も違うのでしょうか?
その通り!
まず、靴について特徴的なのは、ブレード(刃)の長さかしらね。
フィギュアスケートの靴のブレードは厚さ3~4ミリで、長さは靴と同じくらいなの。
トウピック(つま先)はギザギザになっていて、ジャンプやスピンをしやすくなっているわ。
スピードスケートの靴は、ブレードが長いのが特徴的だよ。
靴そのものの形は流線形で、スピードを出しやすくなっているんだ。
フィギュアスケートの靴と違ってトウピックはないから、ジャンプはできないよ。
ジャンプできるのはフィギュアスケートの靴だけなんですね!
だからスピードスケートの靴で飛ぼうとしないでね。
冬季オリンピックでの実績
2つともオリンピック種目だと思いますが、2022年に行われた北京オリンピックでの日本人選手の結果はいかがでしたか?
フィギュアスケートは、団体戦では、日本は銀メダル!
個人戦では以下のような結果だったのよ。
男子シングル
銀メダル:鍵山 優真、銅メダル:宇野 昌磨、4位:羽生 結弦
女子シングル
銅メダル:坂本 花織、4位:樋口 新葉、22位:河辺 愛菜
ペア
7位:木原 龍一、三浦 璃来
アイスダンス
22位:ティム・コレト、小松原 美里
続いてスピードスケートの結果だよ。
女子1000m(1500、3000、5000、500は割愛)
金メダル:髙木 美帆、10位:小平 奈緒
女子マススタート
8位:佐藤 綾乃、27位:高木 菜那
女子団体追い抜き
銀メダル:日本
男子1000m(10000、1500、5000、500は割愛)
16位:森重 航 、20位:小島 良太、21位:新浜 立也
男子マススタート
6位:土屋 良輔、8位:一戸 誠太郎
たくさんの日本人選手が活躍したんですね。
2026年、イタリアで行われるミラノ・コルティナダンペッツォオリンピックにも期待しています。
まとめ
目的 | 採点方式 | 靴の特徴 | |
フィギュアスケート | 技術力や表現力を競う | ジャンプ、スピン、ステップの技術点と芸術点の合計 | 刃が短く、曲芸に適した形状 |
スピードスケート | タイムや着順を競う | ゴールタイムの速さ | 刃が長く、スピードに適した形状 |
違いがわかって良かった~!
芸術的なフィギュアスケートも、疾走感のあるスピードスケート、どちらも見てみたくなりました。
スピードスケート
どちらも応援してね!
ありがとうございました!