12月に入り、大掃除のことが頭をよぎり始めました。
よく重曹やクエン酸を掃除に使うと良いと聞きますが、両者はどう違うのでしょうか?
また、具体的にどう掃除すると良いのでしょうか?
というわけで、お掃除現場に行ってインタビューしてきます!
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重曹とクエン酸の違い
左:重曹 / 右:クエン酸
まず、重曹とクエン酸、それぞれどのような成分なのでしょうか?
重曹は、アルカリ性の性質を持つ白い粉末で、皮脂汚れや油汚れといった酸性汚れに有効でございます。
クエン酸は酸性の性質を持つ天然の成分で、水垢や石鹸カスといったアルカリ性汚れに有効でございます。
成分が反対なんですね。
具体的な使い方
では、具体的にどのように使うと効果的なのでしょうか?
そこが皆さん気になるところだと思いますので、以下にまとめてみました。
まずは、わたくし重曹から。
◆重曹を使ったお掃除術
1. スプレーにして使用
コンロやレンジフードなど、キッチンの油汚れにオススメです。
スプレーをしたあとに拭き取ります。
2. ペーストにして使用
スプレーでは落ちない頑固な汚れは、重曹ペースト状をスポンジにつけ、汚れ部分をこすります。
その後、布で拭き取ればスッキリとします。
3. 電子レンジ内の掃除
小さじ1杯の重曹を500mlの水の中に混ぜたあと、600Wの3分間加熱します。
加熱終了後10分ほど放置して蒸らし、蒸気で浮いてきた汚れを拭きます。
続きまして、クエン酸を使ったお掃除方法でございます。
◆クエン酸を使ったお掃除術
1. スプレーにして使用
鏡や浴室の椅子など、水垢汚れにオススメです。
クエン酸を水に溶かしてスプレーし、水垢部分に吹きかけてしばらく放置します。
その後、スポンジや布でこすり、洗い流します。
2. 洗濯槽の掃除
クエン酸をカップ1杯程度入れて空回しすることで、洗濯槽内のカビや汚れを除去できます。
3. 電気ケトルの掃除
水にクエン酸を溶かしてケトルを満水にし、沸騰させたあと1時間ほど放置します。
放置した水を捨て、綺麗な水で満水にし、再度沸騰させたあとよくすすぐことで、内側の白い汚れをきれいに取り除けます。
クエン酸
さらに、わたくし達の合わせ技もあるのですよ。
◆重曹とクエン酸の併用
重曹とクエン酸を混ぜることで二酸化炭素の泡が発生し、汚れを浮かせる効果があります。
• 排水口の掃除
排水口に重曹を振りかけ、その上からクエン酸水をかけます。
しゅわしゅわと泡が立ち、汚れを分解します。
10分ほど放置したあと、最後にお湯で流せば、頑固な汚れも落ちやすくなります。
なるほど!
併用することで得られる効果もあるのですね。
消臭効果や除菌効果も
両者とも、お掃除にピッタリなことがわかりました。
汚れを落とす以外には何か効果はあるのでしょうか?
はい、重曹には消臭効果があります。
アルカリ性のため、酸性の臭い(生ゴミや汗臭さなど)を中和して消臭いたします。
冷蔵庫内や靴箱など、小皿に重曹を入れたものを臭いの気になるところに置いておくと、消臭効果を発揮します。
クエン酸には除菌効果があります。
酸性であるため、菌やカビの繁殖を抑える効果がございます。
まな板を洗ったあとにクエン酸スプレーをして拭いておくと、除菌効果を得られます。
汚れを落とすだけでなく、消臭や除菌もできるなんて万能ですね。
クエン酸
ただ、どちらのスプレーも市販のものと比べると劣化が早いので、早めに使い切ってくださいね。
また、クエン酸は塩素系漂白剤と混ぜると有害なガスが発生するので併用しないようにしてください。
まとめ
成分 | 落ちる汚れ | そのほかの効果 | |
重曹 | アルカリ性 | 皮脂汚れや油汚れ | 消臭効果 |
クエン酸 | 酸性 | 水垢や石鹸カス | 除菌効果 |
違いがわかって良かった~!
これで年末の大掃除もはかどりそうです。
クエン酸
ピカピカのお家で新年を迎えられると良いですね。
ありがとうございました!