もうすぐクリスマス。
クリスマスと言えばサンタクロース、サンタクロースと言えばトナカイ……とイメージが沸きますが、トナカイってシカと似ていますよね。
トナカイとシカの違いって何でしょうか?
というわけで、両者の違いをインタビューしてきます!
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見た目の違い
左:トナカイ / 右:シカ
まずは、見た目の違いから教えていただけますか?
見た目の特徴で一番注目すべきは、角だね!
シカの仲間だから角が生えているわけだけど、なんとオスもメスも角を持っているんだよ!
オス、メス、どちらにも角があるなんて知りませんでした!
ただ、生え変わる時期はオスとメスで違うよ。
オスは春に生えたものが秋~冬に抜けて、メスは冬に生えたものが春~夏に抜けるっていう違いがあるんだ。
逆に、シカは基本的にオスだけが角を持っております。
毎年3月頃に生え変わりますよ。
角以外の見た目の違い
ちなみに角以外に見た目の違いはありますか?
体長、体重、体毛、蹄(ひづめ)についてまとめてみたよ!
体長(cm) | 体重(kg) | 体毛 | 蹄(ひづめ) | |
トナカイ | 160-220 | 120-180 | 夏:褐色 冬:灰色がかった色合い | シカより大きい |
シカ | 90-190 | 50-130 | 夏:褐色に白い斑点 冬:灰色がかった色合い | – |
補足すると、冬の体毛はふわふわしていて、寒い地域にぴったりな防寒仕様になっているんだ。
蹄がシカより大きいのは、雪の上でも歩きやすくするためだよ。
シカはトナカイより小柄ですが、夏に体毛に現れる白い斑点が特徴的だと言えます。
トナカイは寒い地域で生活するための特徴が色々あるんですね。
シカの白い斑点も特徴的ですよね。
生息地の違い
それでは、生息地についてはどうでしょう?
生息地は北極圏を中心に、北欧やカナダ、ロシアの寒冷地帯などに広がっているよ。
広大なツンドラ地帯で群れを作って暮らすんだけど、冬の間は群れが大きくなって、数百匹のトナカイが集まることもあるんだよ。
春と秋に群れを作って大移動するよ。
まさに、北の大地の冒険者たちですね!
シカ(ニホンジカ)は、日本中の広い範囲で姿を見ることができます。
山間部や森林に生息することが多いものの、最近では都市近郊にも姿を現すことが増えました。
森林で草や木の葉を食べ、自然の中で静かに暮らす一方、近年では食糧を求めて人間の生活圏にも現れることもございます。
道路での目撃情報なんかもありますよね。
生態の違い
最後に、生態に違いがあれば教えてください。
トナカイは基本的には主にコケやシダ、低木の葉っぱを食べることが多いけれど、昆虫も食べるから雑食動物なんだ。
厳しい寒さの中でも、氷や雪の下に隠れた植物を見つけ出して食べるよ。
ちなみに冒頭で言ったオス、メス関係なく角があるのは、冬にコケを食べるとき、地面を掘り起こすためと言われているよ。
環境にしっかり適応しているんですね。
シカは草食動物なので、主に草や木の葉、果実を食べますが、冬になると、雪に覆われた地面から木の皮や冬芽を食べることもございます。
昼間は森林や草地で静かに過ごし、夜になると活発に動き出します。
また、シカもトナカイ同様、群れを作って生活することが多いです。
性格は臆病なのが基本スタンスですが、秋の繁殖期には、オスがメスを巡って争ったり、出産後のメスは気性が荒くなったりします。
群れで暮らすところは似ていますね。
まとめ
見た目 | 生息地 | 生態 | |
トナカイ | オス、メス両方に角 | 北極圏 ヨーロッパの寒冷地 | 雑食 |
シカ | オスのみ角 | 日本の森林 | 草食 |
違いがわかって良かった~!
シカ
普段見ることはないと思うけれど、見る機会があったら見比べてみてね。
ありがとうございました!