よく、インタビューする際に「教えてください」と言うことがあります。
話し言葉では良いのですが、書き言葉にした場合、「ください」か「下さい」、どちらが正しいのか気になってきました。
というわけで、両者にインタビューしてきます!
「ください」と「下さい」の違い
上:ください / 下:下さい
もうなんだか既にゲシュタルト崩壊してきましたが、「ください」と「下さい」の違いを教えてくだ…?下…?さい。
下さい
文章にするとき、迷いますよね。
まず、「ください」は、他の動詞とくっつけて使います。
例
ということは、教えてほしいときは「教えてください」で良いんですね。
では、「下さい」を使うときは?
「下さい」は、何かを与えてほしいときに使います。
以下のような例があります。
例
さらに、目に見えるものだけではなく、「時間」や「期限」、「情報」に対しても言えます。
例
なるほど!
動詞がつくかどうかがポイントなんですね。
実際に使うときの注意
ただ、どちらを使う場合でも、「ください(下さい)」という語尾で使うと、少々強い口調になるような気がします。
相手に威圧感を与えないような言い回しはありますか?
頭にクッション言葉を入れたり、語尾に気を付けたりすると柔らかい言い方になります。
◆クッション言葉の例
・「お手数ですが、」~ください。
・「恐れ入りますが、」~ください。
◆語尾の例
・ください「ませ」
・ください「ませんか」「ますでしょうか」などの疑問形
・ください「ますようお願いいたします」
・ください「ますようお願い申し上げます」
一番最後の「くださいますようお願い申し上げます」にすると、かなり丁寧な印象になりますね。
「お願いいたします」?「お願い致します」?
あ、ちなみに!
さきほどの「くださいますようお願いいたします」についても質問です。
こちらも「いたします」か「致します」、ひらがなか漢字か迷うことが多いのですが、どちらが正しいのでしょうか?
こちらも動詞がキーになってきますよ。
動詞につける場合は、「いたします」とひらがなで表記します。
例
「致す」そのものは、「する」や「ある状態に至らせる」という意味ですよね。
動詞とくっつけず、「する」という意味で使うときは、漢字で「致します」と書きます。
例
では、「お願いいたします」はひらがなで良いんですね!
まとめ
使う場面 | |
ください | 動詞とくっつけて使う |
下さい | 物などを与えてほしいときに使う |
違いがわかって良かった~!
これで文章を書くときに迷わなくて済みそうです!
下さい
またお困りの際は教えてくださいね。
ありがとうございました!